ウォッチドッグタイマーの考え方

投稿者: | 2022年6月27日

ウォッチドッグタイマーの周期時間をどう設定するべきか

マイコンのウォッチドッグタイマは、プログラムが正常に動作しているかを確認し、異常があればリセットするための機能です。周期時間の設定は、プログラムの実行時間によって異なります。

一般的に、ウォッチドッグタイマの周期時間は、プログラムの最大実行時間の約2倍程度に設定することが推奨されます。つまり、ウォッチドッグタイマの周期時間を、プログラムの最大実行時間の2倍程度に設定することで、プログラムが異常終了した場合にウォッチドッグタイマによって自動的にリセットされるようになります。

ただし、プログラムの実行時間が非常に短い場合は、ウォッチドッグタイマの周期時間を長く設定する必要があります。逆に、プログラムの実行時間が非常に長い場合は、ウォッチドッグタイマの周期時間を短く設定する必要があります。また、実際の周期時間は、マイコンの内部クロックの周波数やウォッチドッグタイマの設定方法によって異なるため、詳細はマイコンのデータシートやマニュアルを参照してください。

ウォッチドッグタイマの周期時間は、メインループの実行時間の2倍程度に設定することが一般的に推奨されています。ただし、メインループの実行時間が非常に長い場合や、外部からの割り込みなどで処理が遅延する場合は、ウォッチドッグタイマの周期時間をより短く設定する必要があります。逆に、メインループの実行時間が非常に短い場合は、ウォッチドッグタイマの周期時間をより長く設定することもできます。

ただし、ウォッチドッグタイマの周期時間を設定する場合は、プログラムの正常な動作時間を考慮して設定する必要があります。ウォッチドッグタイマの周期時間が短すぎると、プログラムが正常に動作しているにもかかわらず、誤ってリセットされる可能性があります。逆に、ウォッチドッグタイマの周期時間が長すぎると、プログラムの異常が検知されず、正常でない状態が継続してしまう可能性があります。そのため、ウォッチドッグタイマの周期時間は、プログラムの実行時間を考慮しながら、十分な余裕を持たせて設定する必要があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です