【徹底比較】Web系 vs 組み込みエンジニア|年収、将来性、向き不向きを現役目線で解説

投稿者: | 2026年1月30日

はじめに:なぜ今、この2つで迷うのか?

「エンジニアになりたいけど、キラキラしたWeb系か、モノづくりの組み込み系か迷う…」

「今の仕事(Web/組み込み)に疲れた。隣の芝生は青いのか?」

現在、エンジニア界隈ではこの議論が尽きません。華やかでトレンドの移り変わりが早いWeb業界と、地味だけど日本の製造業を支える硬派な組み込み業界。

結論から言うと、「何を幸せと感じるか」で選ぶべき道は180度違います。

この記事では、技術スタックの違いだけでなく、年収、働き方(リモートワーク)、将来性の観点から、両者を徹底比較します。キャリア選択の決定打になるはずです。


1. 決定的な違い:「画面の中」か「物理的なモノ」か

最大の違いは、自分が書いたコードがどこに影響を与えるかです。

Web系エンジニア(Frontend/Backend)

  • 対象: ブラウザ、スマホアプリ、クラウドサーバー。
  • フィードバック: コードを保存すれば、瞬時に画面が変わる。
  • 醍醐味: ユーザーの反応がダイレクトに見える。UI/UXの改善が目に見えて分かる。

組み込みエンジニア(Embedded)

  • 対象: 家電、自動車、ロボット、医療機器、IoTデバイス。
  • フィードバック: モーターが回る、LEDが光る、センサーが値を読む。
  • 醍醐味: 「自分が書いたコードで、物理的なモノが動いた!」という感動。コードが現実世界に干渉する面白さ。

ポイント: 「画面上の数字が増えるのが好きならWeb、ラジコンやミニ四駆が好きだったなら組み込み」という分け方が一番しっくりきます。


2. 「年収」と「将来性」のリアルな話

皆さんが一番気になるお金の話です。

Web系:ハイリスク・ハイリターン

  • 年収: ピンキリです。メガベンチャーやフリーランスで成功すれば1,000万円超えも早いですが、単価の低い受託開発だと伸び悩むことも。
  • 将来性: 需要は高いですが、AIによるコード生成の影響を最も受けやすく、競争も激化しています。

組み込み系:安定・希少価値

  • 年収: 初任給はWeb系に劣ることが多いですが、30代以降の伸びが堅実です。特に車載系やIoT、通信制御に強いエンジニアは希少種のため、転職市場で高値で取引されます。
  • 将来性: 「オワコン」なんて言わせません。EV(電気自動車)、ドローン、スマート家電など、ハードウェア制御が必要な分野は爆発的に増えています。「ハードがわかるソフト屋」は、今後10年食いっぱぐれません。

3. 技術の賞味期限(トレンドの速さ)

Web系:ドッグイヤー(1年が7年の速さ)

React, Vue, Next.js… 毎年のように新しいフレームワークが出ては消えます。「常に新しい技術を追い続けたい学習意欲の塊」でないと、疲弊してしまうリスクがあります。

組み込み系:枯れた技術の深掘り

C言語、C++、RTOS、Linux。基本となる技術は10年、20年変わりません。

一度身につけた知識(メモリ管理、回路図の読み方、通信プロトコル)は、一生使える資産になります。

※ただし最近はRustやAI(TinyML)などの新しい波も来ており、面白くなっています。


4. 働き方の自由度(リモートワーク)

ここはWeb系の圧勝です。

  • Web系: パソコン1台あればどこでも仕事ができるため、フルリモート案件が豊富です。
  • 組み込み系: 「実機(ハードウェア)」がないと開発できないケースが多いです。オシロスコープやデバッグ用の基板が必要なため、出社が必要な場面が多いのが現実です。
    • ※最近はシミュレーター環境の充実でリモート可の現場も増えています。

5. 比較まとめテーブル

特徴Web系エンジニア組み込みエンジニア
成果物Webサイト、アプリ家電、自動車、ロボット
言語JS/TS, Python, PHP, RubyC, C++, Assembly, Rust
技術の変化激流(常にキャッチアップが必要)緩やか(基礎知識が長く使える)
リモートしやすい(フルリモート多数)しにくい(実機が必要)
やりがい多くの人に使ってもらえるモノが動く感動、社会インフラを支える
こんな人に新しいもの好き、UIにこだわりたい機械好き、縁の下の力持ち、深掘り好き

結論:あなたに向いているのはどっち?

最後に、適性診断をして終わりにします。

Web系を目指すべき人

  • 作ったものをすぐ友人に自慢したい。
  • デザインや見た目(UI)にも興味がある。
  • 場所を選ばずに働きたい(ワーケーションなど)。
  • 技術の流行り廃りを追いかけるのが苦ではない。

組み込み系を目指すべき人

  • 子供の頃、機械を分解するのが好きだった。
  • 「メモリ」「CPU」「電圧」という言葉にワクワクする。
  • 流行りよりも、一つの技術を深く極めたい。
  • 「自分が作った製品が家電量販店に並ぶ」ことにロマンを感じる。

どちらが良い・悪いではありません。**「自分の性格がどちらの文化に合うか」**です。

もしあなたが「組み込み、ちょっと面白そうかも」と思ったなら、まずはArduinoRaspberry PiでLEDを光らせてみてください。その「Lチカ」の瞬間に感動できれば、あなたは間違いなく組み込みエンジニアの素質があります。

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