「組み込みエンジニアはオワコン」は嘘。その“勘違い”があなたを「希少な勝ち組」にする理由

投稿者: | 2026年1月30日

はじめに:なぜ「オワコン説」が流れるのか?

ネットで検索すると出てくる「日本の製造業は斜陽」「これからはWebとAIの時代」「C言語は古い」という言葉。これから組み込みを目指す人や、若手エンジニアは不安になりますよね。

正直に言います。「ただの古い組み込み屋」は確かにオワコンかもしれません。

しかし、「市場が求めているモダンな組み込みエンジニア」は、今、Web系エンジニアよりも圧倒的に市場価値が高くなりつつあります。

なぜ世間の認識とズレているのか?なぜ今あえてハードウェア側に行くべきなのか? その理由を、データと現場のリアルから論破します。


論破1:スマホとPCだけが世界じゃない(IoTの爆発)

「IT=画面の中」だと思っていませんか?

Web業界は確かに華やかですが、世界のトレンドは**「リアルワールドへの回帰」**です。 すべてのモノがネットにつながるIoT(Internet of Things)の時代、ソフトウェアが必要な場所は爆発的に増えています。

  • スマート家電: 冷蔵庫もエアコンもWi-Fiに繋がる。
  • ウェアラブル: Apple Watchなどのヘルスケア端末。
  • 産業用ドローン・ロボット: 物流の人手不足を救う切り札。

これらを動かしているのは誰でしょうか? Webエンジニアではありません。ハードウェアを直接制御できる組み込みエンジニアです。

市場規模のグラフを見れば一目瞭然です。デバイスの数は右肩上がり。つまり、仕事の総量は増え続けているのに、エンジニアが足りていないのが現実です。


論破2:EV(電気自動車)は「走る巨大スマホ」である

組み込み業界最大の特需、それが自動車業界の「CASE」革命とEVシフトです。

ガソリン車から電気自動車(EV)への移行は、単なる燃料の変更ではありません。制御の主役が「機械(エンジン)」から「ソフトウェア(モーター・電池制御・自動運転)」に変わることを意味します。

今の高級車には、1億行以上のコードが搭載されていると言われています。これは戦闘機やPC用OSよりも多い量です。 **「自動車業界がIT業界化している」**今、ハードとソフトの境界線で戦えるエンジニアは、ゴールドラッシュの中にいます。年収1,000万円を超える求人がゴロゴロ転がっているのが証拠です。


論破3:参入障壁という最強の「防壁」

ここが最も重要なポイントです。Web系技術は学習リソースが豊富で、参入障壁が低いです。未経験から3ヶ月でWebアプリを作るスクール生が毎月大量に卒業しています。つまり、ライバルが無数に増え続けるレッドオーシャンです。

一方、組み込みはどうでしょうか?

  • C/C++のメモリ管理(ポインタ)の壁
  • 回路図が読めないと進まないデバッグ
  • 1台数万円する機材(オシロスコープ等)の必要性

これらは「面倒くさい」と思われがちですが、キャリアにとっては**「最強の防壁(Moat)」**になります。 AIがコードを書ける時代になっても、「物理的なノイズで誤動作する基板」をAIは直せません。現場で泥臭くハードウェアと対話できるスキルは、簡単には代替されないのです。


論破4:「オワコン」なのは“変化しない人”だけ

ただし、冒頭で言った通り「オワコンになる人」もいます。

  • 30年前のレガシーコードしか触れない
  • 新しい通信プロトコルやLinux/RTOSを学ばない
  • 「仕様書通りに組むだけ」の姿勢

こういう働き方は、確かに今後厳しくなるでしょう。しかし、これはWeb業界でも同じこと。

逆に、以下のようなスキルを掛け合わせれば、あなたは「激レア人材」です。

  • 組み込み × AI (Edge AI/TinyML): クラウドに送らず、端末内でAI推論を行う技術。
  • 組み込み × Rust: メモリ安全性を担保する次世代言語。
  • 組み込み × 通信 (5G/LPWA): IoTをつなぐ技術。

結論:みんなが逃げる場所にお宝がある

投資の世界には「人の行く裏に道あり花の山」という格言があります。

「組み込みは難しそう」「地味だ」「オワコンだ」と皆が敬遠してWeb系に流れていく今こそ、供給不足の組み込み業界にポジションを取る絶好のチャンスです。

流行りに流されず、物理的なモノを動かす楽しさと、盤石なキャリアを手に入れたいなら。 今すぐ「オワコン説」というノイズをシャットアウトして、C言語のコンパイラを回し始めましょう。

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